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役員放浪記【子供会篇・1】

 人の子の親となって初めて小学校PTA役員をやった3年後、地域の子供会の役員をやりました。私は数棟立ち並ぶマンションの住民で、自治会も子供会もこのマンションの住民が会員です。 こちらの子供会では、小学生が会員で、幼稚園児は対象外です。6年生が各種行事の企画・運営を行い、数名の大人が 『育成部』としてそのサポートを行います。6年生たちは基本的に月1回の定例会。育成部もそれに準じますが、買い出しなどは育成部が担いますので必要に応じて細かな仕事は出てきます。

 この育成部役員のお役目が。なぜか 『子供2人の人は1回。3人いる人は2回やる』 という暗黙のナントカがありまして、まぁいつかはやらなくてはいけないならと覚悟はしていました。で、スポーツサークル仲間であり、同じマンションに住むお友達と一緒にやろうねと約束していました。彼女とは長男の同級つながりというのでしょうか、あちらの息子さんとうちの長男が同い年で幼稚園時代からのお友達。小学校で一緒に役員やろうと約束した友人の1人でもあり、何人かで時々ランチしたり飲みにもいったりする仲でした。

 役員選出方法は、立候補を一応募りますが、前年度の役員さんがツテなどを頼って?電話などでお願いして決まっていたようです。

 長男が4年生になるという時に。一緒にやろうと約束していたお友達から、役員をやってくれないかと電話で打診され、承諾したという連絡をもらいました。しかも、彼女は『育成部長として引き受けて欲しい』という打診をのんでいたのでした。で、ほかに役員をやりそうな人を知らないかと聞かれ、私の名前を出したと…。もちろん、異論はありません。知った人が1人でもいるほうが心強いと思っていたので。すぐに私にも役員の打診がありましたが、なんと『育成部副部長として』という打診でした。……まぁそうなりますよね、部長とお友達だったら。ほかのメンバーさんの名前も聞いたところ、『○さんと藤娘さんが長副をやってくれるなら受けると言っています』という返事だったので、知っている人も何人かいたこともあり、育成部副部長となったのでした。

 顔ぶれは、友人のAさんが部長。私が副部長。ご近所さんだったりで私が知っている人が3名。お初の人が3名だったかな? 内、2名は過去の育成部経験者で『オブザーバー』とかいう名称がついていました。要するに、普通の役員よりは責任・仕事量は軽いですから役員やってくださいとお願いしやすいように作られた肩書きのようです。  活動内容は、新学期に顔合わせを兼ねて行事をひとつ。夏にラジオ体操と地区の肝試し参加、冬にクリスマス会と市内のカルタ大会参加、年度の終わりに歓送迎会。勿論、その年の6年生の希望で好きなように変えていいのですが、どの行事も子供たちは楽しみにしていて、前年踏襲が続いていました。

 私が子供の頃、子供会といったらジャガイモを育ててみたり、クリスマス会でお芝居をしたり、楽しいものとして記憶しています。子供でしたから、裏でお母さん達がどんなふうに働いていたのかなどは知りませんけれども。 大人になって育成部役員となっても、6年生と和気藹々、楽しく子供たちと活動する1年間が始まるのだと思っていました。

 けれども。この1年間は忍耐と友情を試されるような、甘々ちゃんだった私には試練の1年間となったのでした。

 まず引き継ぎ。、私は前年度の副部長さんから「部長さんを補佐してください」と笑顔で言われただけ。ノートの1つすらありませんでした。部長さん同士では書類のやりとりもあったようですが、新旧の2人で行われ、余人は知るところ無し(^^;)

 で、いよいよ活動開始となるころ。なんと、部長のお子さんが入院してしまい、しばらく育成部の仕事ができないと連絡がきました。看病に専念してねと安請け合いしましたが、ほかのメンバーさんの中に副部長代行をやりましょうという方は現れませんでした。そんなに肩肘はらなくてもいいかと思い直し、とにかく活動が始まりました。

 でも。いきなり育成部の部長代行は大変でした。

 1番やっかいだったのは自治会との関係でした。子供会費を各家庭から集めてはいましたが、自治会からも活動費をもらっていました。その活動費は、マンション敷地内にある2箇所の公園の草取りを子供会が毎月行う代わり?にもらえるものらしく(今でもちょっと納得いきませんが。つまり、市で雇った業者ではなく住民が草取りを行うと市から自治会へいくらかの費用が払われるのです。自治会としても年に2回大々的に大人の手で除草作業をやっていたので、全額ではなく、1部を子供会に回してくれるのでした)、いきなり自治会長の奥さんから『草取りをしっかりやらないと費用は回せない』とねじこまれたのです。前年度の子供会の草取りの様子がずいぶんとお気に召さなかったらしく…毎月の参加人数を知らせるようにとも言われました。自治会長夫妻からは、何かとご注文を受けた1年でした。どういう理由でこういうことをしてほしい、という説明がなく、いきなり文句をいわれたかと思うと用事を言いつけられたり、活動内容に関して注文をつけられたり。

 育成部役員の中に、自治会の役員をやっている人がいたのですが。その人は、『こんなこというのはイヤなんだけど……』と、自治会の誰それが子供会のこんな文句を言っていた、どう思われている、と私にご注進してくれました。この人はちょっと正体の分からない人で、親切を装っているけれどうさんくささも感じた私は苦手でした。

 同じ育成部役員でも、年上の人たちに仕事を振り分けるのも重荷に感じ(私は最年少でした)、6年生たちも最初の数ヶ月間はなかなかエンジンがかからず、リードするのも一苦労。大体自分の子が4年生なので、それより年上の子供なんてどう接していいのかもまったく分からないのです。6年生はとっても大人に見えたので、自分の子と同じように子供扱いはできないって思ったりも。話し合いをするにも、手取り足取りではいけない、なんとか6年生の意見や自主性を引き出さなければ、なーんて意気込んでしまったので余計大変だったのでしょう。 夏休み前に復帰してくれた部長の挨拶1声めは、『藤娘さんがちゃんとやってくれているので私は必要ないみたい』でした。

 …これにはへこたれました。ほかのメンバーの笑いはとれたからつかみはオッケーだったかもしれないけれど、私的にはね。その前に個人的にねぎらいの言葉でもあれば別ですけど。報われないってこのことだと思いました(疲れていたんですね)。

 部長である友人は寡黙な人でした。引き継ぎで色々なことを知っていたようですがあまり喋らず、黙って色々下調べもしていたようですが、それをひけらかさないどころか「調べたよ」も言わない人なので、なかなか難儀なことがありました。 そんな部長とほかの役員の間がぎくしゃくしているのも重荷でした。仲介役として頑張らなければと空回りも随分したと思います。

 気がつけば、夜に定例会がある日は朝からまぶたがピクピク、それがなんとか治まるかと思うと口が開かなくなったり、片耳の聞こえが悪くなったり。オットに愚痴り、前年度の部長をつかまえて色々話しを聞いてなんとか乗り切った……と、思います。

 勿論、嫌なことばかりではなくて、クリスマス会には大人も何かやろうと企画して、ハンドベルを練習して2曲も子供たちに披露したりもしました。一緒に活動したのはその時だけなのに、今でも親しくお話をする人もいます。でもやはり、1番苦しかった役員経験です。なんだか人の悪口ばかりで愚痴にもなっていない気がしますが、若かりし時の、少々苦い体験でした。

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コメント

ただひたすら「お疲れ様でした」としか言いようがありません…。

その部長さんは「お友達」だったのですよね?それにしては行動が不可解ですよね。自分が都合が悪くなって肩代わりしてくれた人への態度がどうも理解できません。お友達でなくても理解できないのに?と思ってしまいます。

文句を言ってくる人は、言われる人の立場を全く考えてないから、それこそあずささまの言われる「想像力欠如」で困り者なのだと思います。よくぞそういう役回りをこなされました。パチパチパチ…!!って、何だか表彰してさしあげたいくらいです。

(「私は必要ないみたい」は、口調とその後の態度によっては非常に褒め言葉にも聞こえるんですが、ぼそっと言われて、その後協力もせず任せっきりで引き継ぎ、調べたことも伝えてくれないのだとしたら悪い冗談か嫌がらせとも取れてしまいますね。難儀なことです。)

投稿: 明日香 | 2005年10月11日 (火) 20時08分

明日香さん

部長とは「友達」のつもりだったんです(^^;)。無口なことは知っていたし、でも誠実な人だと分かっていたからこそ、一緒にと約束していたんですけれど。
無口にもほどがあるというか、最低限言わなくちゃいけないことまで省略してくれるから、「え?そこまで私たちって親密だった?」と思ってしまうこと度々。あまりにも私が「イエス」ということを前提のような言動をとってくれるといいますか、私のイエスも聞かないというか…。
役員としての仕事を放り出すわけにいかないのでなんとか踏みとどまりましたが、任期が終わったら彼女とは以前の友達づきあいはできないと思っていました。

頑張ったねと言って欲しかったのだと、明日香さんにコメントいただいて実感しました(/_;)
明日香さん、ありがとうございます!

投稿: 藤娘 | 2005年10月11日 (火) 22時04分

藤娘さま

これだけのことをなさったのですから褒められて当然です。お疲れ様でした。体調不良もきっとこの時が一番ひどかったでしょうね…。

ハンドベルもお聞かせ願いたかったです。あれなかなか難しいんですよね。心を合わせてお母さん方が練習できたのだとすると、それほどのことばかりではなかったのかなと救われる気もします。その部長さんも一緒に練習なさったのかしら?

投稿: 明日香 | 2005年10月12日 (水) 21時54分

明日香さん

きゃいきゃい言いながら、でも一生懸命楽しく練習しましたよ、ハンドベル(^^)
幼稚園児だった末娘を連れて私が活動できたのも、役員みんなの協力と理解があったからこそなんですが、ひとの気持ちの動きって難しいです。

投稿: 藤娘 | 2005年10月12日 (水) 22時11分

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