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仕事の貴賤と母の呪縛

久しぶりに(私の)母と電話で話しました。
とりとめのない話しから始まったのですが、私の新しい仕事の話しをしたら変な感じになってしまいました。
というか、後味の悪いまま電話を切ることになりました。

仕事始めたばかりでバタバタしていて年越しをどこでするか決めていないのよ、と仕事の内容などをはさみながら話したら、母が変な笑いを返してきたのでピーン☆ときてしまいました。
一言で言えば、独身時代の私の職業にくらべてランクがさがったと感じるそうです。
……う~ん、母のいつものあの調子だ、と思ってもひっかかるものはひっかかり、とげがさかったような気持ちです。

正直、私も思いました。最初に。
一人前になるまえに退職してしまいましたが、独身時代の仕事とはかけ離れたところに来てしまったなぁ、と。似通った仕事とはなんだと問われても返答に窮しますが。
今のパート先は、面接にあたってくださった部長(女性)も常務(男性)も人間的な魅力を感じる素敵な方達だったし(人生の機微もわからぬ私が感じる魅力ではありますけれどね)、働き始めてみても嫌みや変な意地悪をされることもなく(日が浅いせいもあるかもしれませんが)、勿論仕事をするうえでの厳しさはありますが人間関係は良好です。
が、工場で工業用のなんとか油とかエアーやら何やらをつかって、プラグやシールなんとか(まだまだ自分が何を作っているのかわかっておりませぬ)の組み立てをしている私……
どうよ?
と、思いましたよ。

人を相手にするよりも気楽。子供も小さいから勤務時間もちょうどいいし、いい職場だね、と言った人がいます。

私なんか、人材派遣会社行ったらPTAで一緒に頑張ったAさんが社員として働いていて、あちらはスーツもびしっときまって電話受けながらパソコンかちゃかちゃ。こちらは倉庫での仕分けする仕事の面接に来ている。なんだかさー! という話しをしてくれた友人がいます。彼女は、ピアノ教師のできる腕前ながら生徒がなかなかいないということで、給食のおばちゃんをやりながら調理師の資格をとった経歴の持ち主。でも色々やったところ、調理関係は向いていないと感じた、とさばさば話していました。

一方、母。
私が短大を出て正式採用されるまでに数ヶ月間あった時に(就職浪人とかではないのですが)、働け、と言ってきたのは母でしたが。
面接受けたところ、決まりそうになったところ、全てに文句をつけてきました。聞いたことのない会社だ、とか、都内の大きなビルとはいえ地下に事務所を持ってる会社なんて怪しいとか、ほとんどいちゃもんの世界でした。じゃぁ働かなくていいのかと抗議もしましたけれど。
そんな様子をしっかり見ていたのかどうか、後年妹は親には内緒でアルバイトをしていました。…賢明です。

母自身は、貧しい家庭に生まれて苦学して看護婦の資格をとり、でもお給料の良い仕事を探して経理やら何やら色々?な職種を経験。きょうだいも多かったので姉と住んだり弟を養ったり。看護婦ながら公務員として働き、定年の前後にケアマネージャーの資格をとり、68才の今でも請われて仕事をしています。
看護婦なら准看護婦より正看護婦。でもあんたは薬剤師になったらいいのに。と、中学生の私に言ったこともあれば。
つい最近は、勤め先のコネでヘルパー講座を格安で受講できるから受けてみなさいと持ちかけてきて、でも片道2時間弱かかる会場だったために断った私に「覇気がない」みたいなことを漏らしたり。
専業主婦をしている私の妹が、通信かなにかで福祉関係の資格をとったことを随分ほめたり。

母が思い描くステップアップとは、違うんですね。
私もステップアップということで選んだ仕事ではないですけれども。
ちょっとはね、考えたんですよ。不動産会社の事務しながら宅建に挑戦する? とか、レストランで働いて調理師の資格とる? とか、前職の再雇用とか(これだったら母は苦笑することもなかったでしょうね)。再雇用は魅力なのですが拘束時間が長いので、子供が小さい今は少々無理なのです。

こんなふうに、母のちょっとした一言に私がこだわっていることを、あちらは思ってもいないでしょう。
知ったとしても、そんなことをそんなふうに、と驚いて、私を大げさな娘だと相手にもしないと思います。
でも私は母の顔色を気にしながら育った子供だし(別に母が気分屋だったとかではないのですが)、今でもそうなのです。母の存在は大きいのです。母に認められたい、褒められたいという気持ちが強いんです。
だから、実家に長逗留していると息苦しくなるんでしょうね。こっちを見て! みたいに思い続けているから。

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コメント

なんだか、お気持ちがとても良く判りました。
我が家もほぼ、同じような状況だったので…
一家全員銀行員の実家で(母も弟の嫁さんも)
私のツレアイだけ違う職種なのも色々と言われ
私が、やはり専業主婦には向かないと
子供が出来る前、銀行でパート勤務を
始めた時は何も言わなかったのに
子供が出来て、でも、外にはまだ出られず
手近な所で、まず、内職から…と始めたら
泣かれてしまいました。
日付を選べるてツレアイの休日だけ
月に1~3回位仕事に就けると併せて始めた
某大手パンメーカーの店頭販売の仕事も
始めたと報告したら更に泣かれました。
子供たちが育ってきて銀行の勤務に戻って
ようやく「良かったね」と安心されて…
下手に逆らうと愚痴が長くなるので
報告はしますが、後は聞き流している
今日この頃の私です(笑)

投稿: | 2005年12月29日 (木) 05時44分

恵さん
忙しい時にコメントありがとうございます。
記事を書いていて、母が悪いのではなくて私が親離れしていないということだと思ったのですが、頭でわかっても気持ちの切り替えはなかなかできず……。
何か悪い予感はしたのですが、「頑張ってるわね」みたいな言葉がほしくて近況を話してしまう私って子供です。年越しに行こうかというこの時期になんでこんな摩擦を起こすのでしょう、笑えてきます。
同じような経験をしたかたがいる、というのは嬉しいです。私も少しずつ切り替えをしていきたいと思います。

投稿: 藤娘 | 2005年12月29日 (木) 20時10分

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