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母の、すぐ上の姉にあたるおばの法事があった。

都内私立高校の受験日であった息子はオットに任せ、2人の娘をつれて出席。
仏事でもないと会えない多くの顔と、久しぶりの再会となった。

面倒見のよかったおばは、従兄の友人たちからとても慕われていた。おばが亡くなって10年くらいになるが、法事にはいつも従兄の友人達の姿がある。
その従兄の友人たちと私も、私が子どもの頃からのおつきあいであり、久しぶりとあって自分のことはたなにあげて、おじさんになってしまった彼らをからかったりなんだりしていたのだが。

今日はもっと久しぶりの人と会った。

母方の親戚にあたる男性なのだが、一昨年頃に癌になり、余命を宣告された人がいる。
一時期は落胆し、治療のために体力も消耗したそうだ。が、ある時自分にできることはと考え、いじめや自殺などが多発するこどもたちに何かできないかと地元の教育委員会に申し出て、小中学校などで命についての講演を始めたそうだ。

全国紙に載ったり、都内在住の人なので東京版に載ったりと、何回か新聞に記事が出た。分かる限りは入手して親戚内で回覧している。
顔と名前は見知っていたが、数多い親戚の中でそうそう親しいというわけでもなく、素晴らしいことだと思いつつもちょっと遠い存在のような、そんな感じだった。
そのひとが(Sおじと表記することにする)、今日の法事に来たのだ。

病を押し隠している、とか、他人と会うから気が張っていて元気、とかではなく、癌だなんてわからないくらい元気だった。
宣告された余命の期限を過ぎ、お医者さんも驚いているそうだ。
新聞に載ったことで、色々反響があったそうだ。激励の文面とともにどこそこの温泉が効くとか、治療法の紹介があったりするそうだけれど、そういうラインは既に踏み越えてしまっているSおじとその母親であるNおばは明るく元気だった。

笑顔のSおじと実際に会うことが出来て嬉しかった。
これからも、無理のない範囲でこどもたちに講演を続けて欲しいと思う。
面と向かっては言えなかったし、何を話したというわけでもないけれど、なんだか力をわけてもらった気がした日であった。

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